みなみの備忘録

とあるライブラリアンの備忘録です。

2021年12月のメモ

今年ももうすぐ終わり。無事に毎月の記録をつけ終えられそうです。意外と振り返る機会も多かったため、頑張って来年も続けてみよう。

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上旬

九州大学イリノイ大学による合同シンポジウム「デジタルトランスフォーメーション(DX)時代のデータキュレーションと情報管理」に参加。

【12/9開催】Kyushu-Illinois Strategic Partnership Colloquia Series:#4 | Global Gateways Kyushu University

講演資料:Data Curation and Information Management in the Age Digital Transformation - Collections | Kyushu University Library

両大学での実践的な取り組みを中心に、データキュレーションに関する幅広い講演があった。個人的に面白かった講演は、Allen Renearさんの「データキュレーション教育:2つのコース例とその振り返り」。イリノイ大ではデータキュレーションに関する教育を、サービス管理者向けとデータサイエンティスト向けの2つに分けて実践しているとのこと。極めて大雑把に両者の関係を整理すると、前者はデータキュレーションの運用に関すること、後者はデータモデルやデータ統合、クリーニングといったエンジニアリングに関すること、を教えているらしい。確かに求められるスキルが全然違うので、分けて教えるのはとても合理的だと納得しつつ、後者に対して国内ではあまり触れてこなかった点にやや反省。
データキュレーションの実践を国内でどう展開するか、は来年の大きな課題になりそうなので、どこから取り掛かるべきか年末の宿題とします。

中旬

博士課程の中間発表2回目。現在の研究活動紹介と、博士論文執筆に向けた議論など。研究活動は概ね順調、と評価いただいたものの、やはり全体を通じたストーリー展開にまだ課題がありそう。これも年末じっくり考えますか。
12/15はAXIES年次大会に参加。

2021年度 年次大会|2021年度 年次大会|年次大会|大学ICT推進協議会 - AXIES

結局RDM部会セッションしか出られなかった・・・相変わらずのオンライン参加なので普段の会議と代わり映えがしないが、今年で終了のプロジェクトについて、後継をどうするか議論する貴重な機会。そろそろ次の企画書を書かないと。
その他、JSPSデータインフラ事業で行っているインタビュー記事第4弾が無事公開された。
JDCatサロン - 公的統計データの利活用

毎回ディープなお話を聞けるのでとても気に入っている企画。来年度以降も引き続き実施できないか交渉したいところ。

 

下旬

職場の忘年会は結局出られず(というか時間帯を忘れてた)。
最終週になって、自宅回線の機器故障。全く仕事にならない・・・復帰までの2日間が恐ろしく長かった。とはいえネットに依存した業務体制自体は変えようがなく、むしろ来るタイミングが年末で良かったというべきか。
27日開催の某経営委員会は奇跡的に機器が稼働してくれたおかげで、スムーズに終了。最近は原稿の校閲をする機会が減ってしまい少し物足りない気持ちが・・・そんなこともないか。自分の論文を早く書きます。