みなみの備忘録

とあるライブラリアンの備忘録です。

2018-01-01から1年間の記事一覧

11/20 "A data citation roadmap for scientific publishers"論文メモ

11/20に出版された"Scientific Data"の論文に、なかなか興味深いものがあったので読んでみた。 A data citation roadmap for scientific publishers | Scientific Data 共著者の所属がElsevier、Springer、PLOS、eLife、Wiley等々、著名な出版社が8つも並ん…

10/20 JSPS人社系シンポジウム参加メモ

JSPSの人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築プログラム シンポジウム ―データの活用による人文学・社会科学の飛躍的発展―(於政策研究大学院大学)に参加しました。 課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業|日本学術振興会 "今後5…

10/1 転職しました。

やや時間が経ってしまいましたが、10月に転職しました。 といっても全然別業界という訳ではなく、国立大学系の研究所から民間の研究所へ。変わったのは、所属研究者が自然科学系メインから社会科学系の方々になったこと、自分の所属部署が事務系から研究系に…

7/24 データの推奨フォーマットに関するメモ

リポジトリのデータ保存ポリシー作成の一環として、データを搭載する際の推奨フォーマットについて調べたのでメモ。 概論 File formats and standards - Digital Preservation Handbook Digital Preservation Coalition (DPC) が提供するハンドブックより。…

6/18 図書館×メタデータ・組織化セッション

JOSS2018ではもう一つ、図書館関係セッションの座長をさせていただきました。 セッション詳細 6月18日(月)|Japan Open Science Summit 2018(JOSS2018) ご登壇の皆さま、ご参加の皆さまには改めて御礼を。こっちはメタデータ・組織化がテーマ。データ管…

6/18 ライセンス検討小委員会セッションメモ

6/18のライセンス検討セッション、何とか無事に終了しました。 セッション詳細 6月18日(月)|Japan Open Science Summit 2018(JOSS2018) ご登壇いただいた皆様、参加していただいた皆様に大変感謝します。当日のスライドや概要報告は追ってJOSSのサイト…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 5: Reusable 1/1

試訳、何とか出張に間に合いました。揺れはあるだろうけど完成版ではないのでまあ良しとする。機会があれば作ります。 ~~~~~ R1: (Meta)data are richly described with a plurality of accurate and relevant attributes R1: (Meta)data are richly de…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 4: Interoperable 1/1

後半戦、"I"の翻訳。何か段々説明が短く(そして読みづらく)なってきているような・・・ 慣れてきたのでスピードが上がってきました。一気にI1~I3まで。 ~~~~~ I1: (Meta)data use a formal, accessible, shared, and broadly applicable language fo…

FAIRメタデータの種類

またも寄り道。データのFAIRification processで触れられていたが、 データのFAIR化の手順(FAIRification process) - みなみの備忘録 FAIRのうち、"Findable"と"Accessible"はメタデータのレベルでほぼ達成できるとのこと。では、どんなメタデータが必要か…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 3: Accessible 2/2

試訳もこれで折り返し。来年度あたりFAIR推進ワークショップとかやれないかな・・・ ~~~~~ A2: Metadata should be accessible even when the data is no longer available A2: Metadata should be accessible even when the data is no longer availab…

データのFAIR化の手順(FAIRification process)

FAIRデータ原則の試訳を鋭意進めてる最中ですが、一番興味のあったFAIR化の話があったのでちょっと横道に。 FAIRification Process - GO FAIR GO FAIRな方々が採用した標準的な手順、という理解で良さそう。 一応試訳はしたけれども、やや長いので抜粋で。 …

FAIRデータ原則に関する覚書き part 3: Accessible 1.5/2

今日は学会参加。合間を縫って(?)仕事がはかどる感じがよいですね。Accessibleは1.1、1.2の枝番があるため、まとめて。 ~~~~~ A1.1: The protocol is open, free and universally implementable A1.1: The protocol is open, free and universally i…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 3: Accessible 1/2

先週は完全に力尽きており・・・ようやく〆切がある仕事が一段落したので再開します。"Accessible"は全体的に量が少ないかも。 ~~~~~ A1: (Meta)data are retrievable by their identifier using a standardised communication protocol A1: (Meta)data…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 2: Findable 4/4

3つ目が短かったので、昨日の分も含めて4つ目を。こっちも大した量ではない。 ~~~~~ F4: (Meta)data are registered or indexed in a searchable resource F4: (Meta)data are registered or indexed in a searchable resource - GO FAIR これは何を意…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 2: Findable 3/4

1日空いてしまったけれども、めげずに続けます。3つ目はかなり短かった。 ~~~~~ F3: Metadata clearly and explicitly include the identifier of the data they describe F3: Metadata clearly and explicitly include the identifier of the data the…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 2: Findable 2/4

2日目。これ最初と最後で訳語が相当揺れそう。。。まあ試訳なのでまずは続けてみます。 ~~~~~ F2: Data are described with rich metadata F2: Data are described with rich metadata - GO FAIR これは何を意味するのでしょうか? FAIRデジタルリソー…

FAIRデータ原則に関する覚書き part 2: Findable 1/4

モチベーションがあるうちに、下記ページの試訳を。どこまで続くか分かりませんが。 まずは、"Findable"の章から。 ~~~~~ Findable FAIR Principles - GO FAIR データを(再)利用する最初のステップは、それらを発見することです。メタデータとデータ…

FAIRデータ原則に関する覚書き part1

また時間が空いてしまった。。。 FAIRデータ原則に関するこんなサイトが立ち上がっているのをこの前見つけ、 https://www.go-fair.org/ 来月開催予定のRDAに行かせてもらえることになったため、予習も兼ねてFAIRデータ原則を見直すことに(復習か?)。 手始…