みなみの備忘録

とあるライブラリアンの備忘録です。

FAIRデータ原則に関する覚書き part 3: Accessible 1.5/2

今日は学会参加。合間を縫って(?)仕事がはかどる感じがよいですね。Accessibleは1.1、1.2の枝番があるため、まとめて。

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A1.1: The protocol is open, free and universally implementable

A1.1: The protocol is open, free and universally implementable - GO FAIR

これは何を意味するのでしょうか?

データの再利用(の可能性)を最大限にするには、プロトコルは無料(無償)でオープン(ソース)にし、データ検索を容易にするためにグローバルに実装可能でなければなりません。 コンピュータとインターネット接続を持つ人は、少なくともメタデータにアクセスできます。したがって、この基準はデータを共有するリポジトリの選択に影響を与えます。

例:

・HTTP、FTPSMTP、...

・電話(おそらく普遍的に実装可能ではないが、十分に近い)

・反例はSkypeであろう。独占的であるため、普遍的に実装可能ではない

Microsoft Exchange Serverプロトコルも独自仕様である

 

Links to Resources

https://en.wikipedia.org/wiki/Skype_protocol

https://www.w3.org/Protocols/

https://www.w3.org/Protocols/rfc959/

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A1.2: The protocol allows for an authentication and authorisation when required

A1.2: The protocol allows for an authentication and authorisation when required - GO FAIR

これは何を意味するのでしょうか?

これは誤解されることも多いですが、FAIRのキーとなる要素です。FAIRにおける「A」は、必ずしも「開かれた」または「無料」という意味ではありません。むしろ、データがアクセス可能である正確な条件を提供すべき、ということを意味します。したがって、強力に保護されたプライベートなデータであっても、FAIRである可能性があります。理想的には、「アクセシビリティ」は、マシンが自動的に要件を理解し、要件を自動的に実行するか、ユーザーに要件を警告するような手法(での実現)を求められます。リポジトリのユーザーアカウントを作成するようにユーザーに要求することは、しばしば理にかなっています。これは、各データセットの所有者(または貢献者)の認証を可能にし、ユーザーごとの権利を設定することができる可能性を持ちます。したがって、この基準は、データを共有するリポジトリの選択にも影響します。

例:

HMAC authentication

HTTPS

FTPS

Telephone

 

Links to Resources

https://en.wikipedia.org/wiki/Hash-based_message_authentication_code