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みなみの備忘録

とある大学(?)図書館員の備忘録です。

2017/2/22 Almaワークショップ参加メモ

久々の更新。実に3か月ぶり。

2月に次世代図書館システム"Alma"についてのワークショップが開催されたので参加してきました。
参加は招待制とのことで、21日は主に360Linkユーザー向け、22日はSFXユーザー向けだったとのこと。自分は22日に参加しました。
ユーザー側の参加者は6名、Ex Libris側は6名とかなり密な感じ。

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始めに、ユーザー側から利用しているシステム、主要なワークフローの説明、新しいシステムに期待する機能とかを簡単にプレゼン。

# 「プレゼンは日本語でも英語でもOK」とのことだったので日本語で準備して

# いったものの、聴衆が全員外国人(日本語が分からない)という事態。。。

# 適宜フォローしてもらいながら喋りつつも、これは想定しておくべきだったと反省。

大体1時間くらい皆さんで喋ったあと、本格的にAlmaの紹介。

Almaの紹介は実は2度目(9月に職場でやってもらった)なので、今回はかなり細かいところまで余裕を持って確認できた。やっぱり高性能。

サイロをなくす、ということが非常に強調されるだけあり、資産管理システムや発注システムとのAPIによる連携機能が素晴らしい。日本のワークフロー上、大学図書館がデフォルトでは権限(財務会計システムへのアクセスとか)を持っていないところをどうフォローするか、が何とかなれば、業務量自体は劇的に減りそう。

ジャーナルごとのcost per useも簡単に見られるようになっており、data drivenな要素が面白い。また、前回の時点ではE-Alma(電子リソース管理のみを取り扱う)の扱いは不明だったものの、日本向けということで本格的に検討するらしい。

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質疑応答の中で一番気になった点としては、pay-per-viewの取扱いと外部リポジトリ連携。
pay-per-viewについてはユーザーごとに残件数を把握することは可能であるものの、どれをpay-per-viewで購入するのか、という管理までは難しいとのこと。まあそうだろう。

ただ、コスト計算の結果、年ごとにジャーナル単位で買ったり論文単位にしたり、という運用が想定されるので、pay-per-viewを自動的に管理するような仕組みは将来的に欲しい。Elsevierのように、年ごとにまとめ買いできるところは情報を提供してもらいたいところ。
外部リポジトリ連携は、Almaは内部でトータルな環境を整備する方向性なので、外部リポジトリ連携機能は実装していないとのこと。ここは大規模大学はともかく、中小規模の大学ではかなりのネックだろう。
(逆に既存のリポジトリ(JAIRO Cloud?)をすっぱり諦めるという選択肢もなくはないが。。。)