みなみの備忘録

とあるライブラリアンの備忘録です。

2021年7月のメモ

今月は外部発表等の活動は少なめだった様子。粛々と情報収集や論文執筆に勤しんだ(はず)。

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第1週
INFOPRO2021に少しだけ参加。

シンポジウム INFOPRO | 情報科学技術協会 INFOSTA

聞きたかったのは一般講演だけれども、せっかくなので特別講演も聞いてみる。産業よりの視点はやはり新鮮。

 

第2週
NIIオープンフォーラムの週。今回は研究データ管理講座の提供システム紹介を担当した。

RCOSトラック2 - NII OPEN FORUM 2021
自機関の事業紹介に徹したプレゼンは初めてで、逆に緊張した・・・その他はいくつかトラックを回りながら、温度感を確かめる感じに。差が激しい・・・

あとは黙々と研究全体の整理を進める。結構論文を読んでいた様子。

 

第3週
FAIRsFAIRのセミナーを傍聴。
Using registries to improve the visibility of your repository service

FAIRsFAIR Repository Support Series Webinars | FAIRsFAIR
FAIRsharingやre3dataなど、代表的なレジストリサイトの最近の動向をまとめて追うことが出来て有難かった。まだまだレジストリサイトの意義は掘り下げられる気がするので、日本でもどこかでやりたいところ。

前週に引き続き黙々と論文読み。読み進めるたびに新しいキーワードが出てくるということは、まだ全体感を掴み切れてないか・・・

 

第4週
小休止中だったイベント企画業務がまた始まる兆候・・・しばらく調整業務か。
連休、珍しく住んでいる市の図書館に行く用事があったので眺めていると、割と(仕事的に)充実したラインナップが。職場とともに活用したい(社畜脳)。

 

第5週
お盆休みに向けて(?)、駆け込みのミーティングが増える。外部との連携的なお話が多く、段々楽しくなってきました。最終日直前には、先月のインタビューまとめが公開される。

https://www.jsps.go.jp/j-di/jdcatsalon.html

深くお話が聞けて、やる側としても大変面白い企画です。

論文読みを一旦落ち着かせて、間を縫ってプロットを執筆。まとめながら整理するほうが自分に向いている(気がする)。夏休みまでに宿題を整理しておこう。

2021年6月のメモ

6月はイベント月間。何とか乗り切った。

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第1週

某協会系の会議が二つ。一つは正式に委員長をお引き受けすることになった。参加メンバーが別団体の部長とか理事とかばかりなので、どうにも自分の役不足感は否めないものの・・・貴重な機会なので、出来る限り頑張ります。
木曜日には定例会で開発担当部分の進捗報告。議論を重ねるうちに段々ビジョンが明確になってきて楽しい。金曜日には某会主催の新規連載のための初回インタビュー。久しぶりにがっつり社会科学系のデータの話題に触れた。

 

第2週

関連する/参加してみたい国際学会と国内学会が見事にバッティング。

OPEN REPOSITORIES 2021, June 7-10. - The 16th International Conference on Open Repositories

JSAI2021 – 2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

時差のお陰(?)で時間帯が被ることはなかったものの、体力が持たない、というか頭の切り替えが間に合わない・・・自分の発表がなかったのがせめてもの救い。メールで活動履歴を辿ってみたら、やはり妙に自分の反応が遅かった様子。とにかく後で確認できるように、必要なセッションには出席だけでもするようにした。

 

第3週

JOSS2021。結果的に4つのセッションで司会やら報告やらをしました。職場のブログで少しだけ振り返りができた。
JAPAN OPEN SCIENCE SUMMIT 2021開催報告|イベント報告|国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター

まだやりっぱなしになってしまっているセッションも・・・これから動きます。

そしてなぜかこの週に先月の中間発表の振り返りをやっていた様子。JOSSの議論の中で関連するトピックに気づけたのは怪我の功名かも(前向きに)。

 

第4週

前2週の残務処理に追われるものの、研究的には非常に充実した感触。集めた情報を眺めているうちに、いろいろ考えが整理できてきた。あとは形にするだけ(毎回同じことを思っているので、多分まだ足りていないのだろう)。とにかく一回形にしてみようと、時系列に活動履歴の再再整理を開始。
火曜日にはNTU Library主催のウェビナーに参加。

INFORMATION SHARING SESSION: SERVICES AND CHALLENGES IN MANAGING THE INSTITUTIONAL RESEARCH DATA REPOSITORY | NTU Library
タイムゾーン的に参加しやすいうえ、とても具体的で何をやっているのか良く理解できるセミナーだった。そしてNTU Libraryの本気度に圧倒される・・・日本でもこういう機運を作っていきたいところ。

2021年5月のメモ

ちょっと投稿遅れました。今週は山場が重なり過ぎている・・・

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1週目

GWはひたすら中間発表の構想を練る。ストーリーの一貫性が今一つ足りない・・・逆に足りないところを分かりやすくしてコメントをもらったほうが良いかも。
思い付きをメールで自分に送っていたら段々読むのが億劫な量になり、こちらも整理し直し。読み直す過程でブラッシュアップできるのは気に入っているものの、メールボックスが荒れるのは悩ましい。6日、7日は黙々と整理しつつ、これまで作った図表をちょっと描き直したりした。3月に受けたインタビューの書き起こしがこっそり公開される。

人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業|日本学術振興会
その他、抱えている案件の英訳などをぼちぼちと。

 

2週目
古巣の方から書評データベース完成のお知らせをいただく。

書評データ/Reviews | 政治外交関係文献データベース
構想、企画立ち上げの短い期間のみ関わったプロジェクトだったけれども、その後無事に形にしてくださったようで大変嬉しい。関係者の皆さま本当にお疲れ様でした。
この週から、データキュレーション勉強会をゆるゆると開始。楽しくなってきました。週末には某団体のビジョン検討グループ議論開始。こちらも展開が楽しみ。

 

3週目
週の中頃は中間発表本番。それなりに話慣れてきたつもりだったけれども、違った緊張感があって楽しい。フィードバックもいろいろもらえたので、論文化に向けて加速したいところ。発表終了後に、なぜか同日に設定された職場の新人歓迎会にリモート参加。中間発表との温度差があり過ぎて場の空気感が読めなくなっていた(感想)。

このあたりから、研究内容の実装化についても議論を開始。手始めに、溜めていた関連文献リストの消化に手を付ける。

 

4週目+31日
4月に実施したセミナー資料が公開される。

Why now COAR Community Framework?
JPCOARのYouTubeチャンネルにも当日の動画を掲載してもらった。徐々に活動が大きくなってきたので、次の手をじっくり考えたいところ。
金曜日には第2回の勉強会を開催。進め方も含めて全員で手探りしていると、1時間があっという間に過ぎる・・
そのほか、論文の根拠データ(になる予定)整備ツールとしてProtegeの勉強開始。日本語のチュートリアルは非常に有難い。

オントロジーエディター Protégé の使い方 動画解説 ~ 早川昌宏氏 | JDMC 【Journal】 日本データマネジメント・コンソーシアム

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来月(今月か)はイベント祭りなので、個別の参加メモを書きたいところだけれど・・・余力あれば。

2021年4月のメモ

4月は書き出してみると思いのほか分量が少なかった。といっても、中旬~下旬の国際会議+ウェビナーの影響で気持ち的に非常に忙しかった印象。そしてGWの宿題が割と多い・・

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上旬
初日に共著の記事が出版される。

日本における研究データ管理教材の開発経緯
末席に加えてもらったことも有難い限りだが、活動を長く続けてこられた方々の業績が目に見える形になるのは嬉しい。
大学院の中間発表の準備が始まる。研究全体のストーリー付けがなかなかビシッと決まらず、悪戦苦闘。加えて、ポスターを出していた国際会議から自分のオンラインブース作成指示が届く。ポスターだけ作ればよいか、と軽く考えていたが、妙に多機能なインターフェースで構築に半日かかる。。。

その他、所属先に新しいメンバーが2名加わった。どちらの方もベテランなので、自分の業務説明をしているはずが何かの審査を受けている気持ちに・・・

中旬
上旬から引き続き、研究調査と全体ストーリー見直し。何とか中間発表や国際会議の準備が終わったと思いきや、下旬に開催予定のセミナーの企画、資料作成に追われる。そのほか、昨月末に終わったインタビューの校正などをしていた様子。

下旬
IDCC/RDAの週。

16th International Digital Curation Conference | DCC

RDA 17th Plenary Meeting - Edinburgh (Virtual) | RDA

昼間は普通に仕事をしつつ、夕方から深夜まで国際会議に参加。かなりつらい。とはいえ、所属先の皆さんで共同ノートを取ったところ実に20ページを超える情報量になったのは有難い。
後半は、企画していたJPCOAR主催のAsia OAウェビナーの司会進行をした。

Asia OA seminar series (Japan)の開催について ←アンカーリンク機能せず・・・

当日資料:Why now COAR Community Framework? - Speaker Deck

他の方々の資料もそのうちJPCOARウェブサイトから公開されるはず(むしろそっちがウェビナーの中心)。
海外向け(英語のみ)の司会進行は初の試みで結構緊張したが、終わってみれば何とかなった(というより、検討会メンバーも含めたいろいろな方が何とかしてくれた)。これは是非続けたい。
同日には某協会の新規グループ立ち上げに参加。参加メンバーが豪華なので、こちらもきっと面白いことが出来るはず(期待)。

2021年3月のメモ

3月は毎週かなり濃密な時間を過ごす。書き出すとかなりの分量に・・・少し段落を入れてみる。
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第1週

初日はJ-STAGEセミナーで講演。研究データの公開・利用条件指定ガイドラインのお話をした。

研究データの公開・利用条件指定ガイドラインの策定 - Speaker Deck
実はData Availability Statement対応にも使える、ということに気づいたのは依頼を受けてからだったけれども、うまく使ってもらえると良いです。
同じ週は最後の編集委員会編集委員2年半、委員長3年半の都合6年間でした。何とか無事に終わって一安心。。。と思いきや、来年度からは経営委員会に本格的に関わることに。当面は某協会とのお付き合いが続く様子。
金曜日にはRDM意見交換会を行いつつ、中間報告書の執筆に追われる。

第2週

RDM教材に関するインタビューを受けた。といってもメインではなく、聞き手役なので結構気が楽。久しぶりにスーツを着た(3か月ぶり?)。同じ週にJUSTICE x JPCOAR意見交換会の第2回が実施されており、OAをテーマに密な議論を。こちらも次に繋がってくれると良いのだけれど。
あとは、勤務時間外にひたすら学会の引継ぎ+後任探しを繰り返した。。。

第3週

初日はサブジェクトライブラリアンに関するシンポジウムを聴講。

【終了しました】U-PARLシンポジウム:むすび、ひらくアジア4「サブジェクト・ライブラリアンの将来像」 | U-PARL

既に詳細な視聴メモも出ているので概要は省略。

オダメモリー: 「サブジェクトライブラリアンの将来像」に参加して

視聴メモ「サブジェクト・ライブラリアンの将来像 -- 日本の大学図書館への導入拡大に向けて --」: egamiday 3

個人的な感想としては、ライブラリアンが(独立した)研究職ではない、という前提で議論が進められていることに違和感を覚えた。人文情報学などの単語があるにも関わらず、図書館情報学の実践になぜ研究要素がないとされているのだろう?オープンサイエンスの議論を見ていても、記録媒体の変容への対応や、分野と分野を繋ぐ情報の組織化、定式化には課題がまだまだあるはずなのだけれど・・・せっかくの米国の事例でも、そこに言及がなかった点は残念。とはいえ、今後の取り組みには大変期待しています。
週の残りは、ほとんどポスター作成のための分析とJOSSセッション打合せに費やされる。何とか落ち着いた金曜日には、2月に実施したAXIES-JPCOARワークショップの振り返りをした。

【AXIES】研究データマネジメント部会「AXIES-JPCOAR研究データワークショップ」開催のご案内 (2021年2月19日)|イベント|大学ICT推進協議会 - AXIES

これもどこかで文章に出来ると良いけれども。

第4週

再びインタビューを受ける。今度は自分がメインの上、聞き手の方が大御所。かなり緊張したものの、終わってみれば楽しい議論になった。今後は連続企画にしたいとのことで、次回以降の公開も楽しみです。
木曜日には職場の送別会。同僚が一人移ってしまうほか、割と親しくしていた(?)方が出所されることを初めて知る。結構衝撃。あまり長くは話せなかったので、別の機会に捕まえて話を聞かねば・・・その他、何とか無事にJOSSセッションの企画と登壇者が固まったので一安心。

第5週

火曜日、京大の研究データマネジメントワークショップに参加。

第5回京都大学研究データマネジメントワークショップ

Janiceさんの分野別ルーブリックの話を特に興味深く聞いた。研究データ管理の達成度を評価する、というとつい汎用的な評価項目とは何か、という思考に陥りがちだけれども、分野別に重視すべき項目や基準は互換性がなくても問題ない(というより、研究手法に応じた形になるので互換性がないことを前提にすべき)、という認識を得た。とはいえ、「機関における」とかの縛りが入るとまた話は戻ってきてしまうけれども・・・

2021年2月のメモ

何とか2月のメモをまとめる。やはりタスクとして登録すると書かざるをえない気持ちになるので良い様子。

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2月はとにかくイベントが多かった。毎週のように何らかのイベントに参加していた印象。
上旬は九大さんのセミナー、ROIS-DS成果報告会に参加。

セミナー「はじめての研究データ管理とそのサポート」(2/1) | 九州大学附属図書館

【ROIS-DS】成果報告会(2021/02/05開催) | データサイエンス共同利用基盤施設

ROIS-DS成果報告会は裏番組でJUSTICE×JPCOAR意見交換会があり、聞き流す感じに・・・もう少ししっかり聞きたかったので、ちょっと残念。JxJ意見交換会はもう一回やりたい。
中旬はワークショップの準備、部会立ち上げ、アンケート調査概要のまとめと盛りだくさん。ワークショップでは1つ司会をした。

【AXIES】研究データマネジメント部会「AXIES-JPCOAR研究データワークショップ」開催のご案内 (2021年2月19日)|イベント|大学ICT推進協議会 - AXIES

データの利活用を考える、というテーマで企画したものの、研究そのものの実用化に話題が及んでなかなか濃いセッションに。こちらも面白かったので、またどこかでやりたいところ。

そのほか、投稿予定の原稿の最終チェックと報告書執筆も重なって毎日の記憶自体は薄い。どうやら腰を据えた仕事をする時間を無理やり捻出して、自分的なバランスを取っていたらしく、なぜか研究も捗っていた。結果オーライか。
下旬はインフォーマルな打合せが非常に多く、頭の切り替えが時々追いつかない・・・年度末らしく、〆切がタイトな仕事がいくつか(現在進行中)。リモート慣れしている皆さまのお陰(?)で、決め打ちでの調整が捗る。あと少し!

2021年1月のメモ

重い腰を上げて、月単位での振り返りを何とか実行に移す。続くといいけれども。

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大学院生らしく(?)、正月は時間を見つけて勉強。一つオントロジー言語を使えるようになった(はず)。1/4からミーティングが入っており、帰省もしていないので年越しの印象がない・・・まあいいのか。

今月はイベント企画や国際会議の投稿〆切が下旬に固まっており、中旬は毎日のように提案書を書いていた。合間に昨月実施したアンケート調査の集計とか原稿の校正とかが続く。。。
それと、こつこつと進めていた有志で検討中のチェックリスト作成とかが月末には形になってきた。妙に楽しく、早起きしてやっていた記憶が。
月末には発注したドッキングステーションが届き、環境がさらに改善された。ディスプレイ2枚+ノートPC体制、素晴らしい。何か職場感が出てきました。
あと、外向きには1/28に京大さんのセミナーで喋る時間をいただいた。

<オンライン説明会>KURA「研究者の歩きかた」セミナー;L-INSIGHT/KURA連携プログラム パブリッシングセミナー 全2回 「ジャーナルをたちあげる」&「ジャーナルを可視化する」(2021年1月19日、28日) | 京都大学 学術研究支援室 – Kyoto University Research Administration Office (KURA) –

前々職の活動の振り返り、供養(?)をする貴重な機会になった。企画者の皆さまありがとうございます。

備忘:Slideshareのログイン不調により資料がアップできず。後日やること。

2/17追記:どうにもSlideshareにログインできないため、諦めてspeakerdeckを試す。

信頼されるOAジャーナルとしての評価を目指す!DOAJ登録の効果と方法 - Speaker Deck

しばらくこちらでやってみよう。