みなみの備忘録

とある大学(?)図書館員の備忘録です。

11/24 「データリポジトリに求められる要件」記事メモ

先週にカレントでも取り上げられてた記事、気になったので読んでみた。

Unified Requirements for Core Certification of Trustworthy Data Repositories(ICSU-WDS,2016/11/25)

https://www.icsu-wds.org/news/news-archive/wds-dsa-unified-requirements-for-core-certification-of-trustworthy-data-repositories

WDS and DSA Announce Unified Requirements for Core Certification of Trustworthy Data Repositories developed through the RDA DSA?WDS partnership Working Group(RDA,2016/11/24)

https://www.rd-alliance.org/wds-and-dsa-announce-unified-requirements-core-certification-trustworthy-data-repositories-developed

※今気づいたけども、WDSの文書なのにRDAのほうがリリース日が早いという。。

 

本文書は、「信頼できるデータリポジトリ」のミニマムな要件につき、RDAのワーキンググループ活動の一部として、WDSとDSA (Data Seal of Approval)のメンバーが共同でまとめたもの、とある。

Core_Trustworthy_Data_Repositories_Requirements_01_00.pdf - Google ドライブ

目的は"Background & general guidance"にもあるように、出来るだけ最低限の要件に絞ったチェックリストを提供し、コンプライアンスのためのデータリポジトリ評価を行うこと(5段階評価)。

0 - not applicable

1 - the repository has not considered this yet

2 - the repository has a theoretical concept

3 - the repository is in the implementation phase

4 - the guideline has been fully implemented in the repository

完成後はWDSのレギュラーメンバー間の認証でも使うようだ。

-----

内容は、

・Background & general guidance

・Glossary of Terms(別ページ)

Core_Trustworthy_Data_Repositories_Requirements_Glossary_2016-11.pdf - Google ドライブ

・Requirements

 - Background information

 - Organizational infrastructure

 - Digital Object Management

 - Technology

の構成で、特に"Requirements"についてはテーマごとにさらに16章に分かれ、全章に丁寧なguidance文がついている超大作。極め付きに、リポジトリは3年ごとに再評価を求められることになる、とある。これ評価を受けるほうも相当大変だろうな。。。

章ごとに細かい注意点は異なるものの、全体を通じた評価基準としては

①明文化されているか

②履歴を残しているか

③専門家のチェックを受けているか

④持続可能性は担保されているか

の4点に集約できそう。信頼性 ≒ 検証可能性+専門性の裏打ち、ということなんだろう。パブコメを経て2機関でテストする、とプレスリリースに書いてあるので、(この評価基準自体の持続可能性も含めて)注目しておきたい。

 

気づけば前回の記事から1か月。。。

Crossref / DataCite / ORCIDの機関IDの記事とか、メモしておこうと思えどなかなか進まず。そのうち遡及して書きます。多分。